アルミ電解コンデンサ
- コンデンサ
- アルミ電解コンデンサ
- 電解コンデンサの種類
- 形状
- アレニウスの法則
- 電源に必ず使用されるコンデンサ
- 寿命が有限
- リップル電流による自己発熱
- ESR(投下直列抵抗:Equivalent Series Resistance)
- 壊れ易い電源のアルミ電解コンデンサ
- 電解コンデンサの交換
- コンデンサの液漏れ
- 容量
- 単位
- 総括
コンデンサ
電気を蓄えるデバイス
アルミ電解コンデンサ
アルミ電解コンデンサ(湿式)は静電容量が大きく安価なため多用
電解コンデンサの種類
液状電解質
- アルミ電解コンデンサ(湿式)
- タンタル電解コンデンサ(湿式)
個体電解質
形状
- アキシャルリード型
- ソルダリングスター型
- ラジアルリード型
- スナップイン型
- はんだ端子型
- ネジ端子型
アレニウスの法則
使用温度が10℃上がれば寿命は2分の1
10℃ 下がれば寿命は2倍になる
という法則で10℃ 2倍則とも呼ばれる
85℃品は選択肢に含まれないという事
電源に必ず使用されるコンデンサ
平滑用コンデンサとして電源には必ず使用される
第2回 電子回路の隠れた主役 −−コンデンサの機能(1)「電気を蓄える」|コンデンサ・ワールド|TDK Techno Magazine
寿命が有限
電解液のドライアップ(蒸発)により静電容量低下(容量抜け)
寿命は10年
電解液の液漏れにより、回路の絶縁低下等の故障を引き起こす
リップル電流による自己発熱
ESR (等価直列抵抗)が大きい
リップル電流(脈動電流)による熱損失が大きく、自己発熱して寿命
ESR(投下直列抵抗:Equivalent Series Resistance)
低ESRが良い
http://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/backnumber/2004/09/p106-107.pdf
壊れ易い電源のアルミ電解コンデンサ
電解コンデンサの交換
容量は大きくしても問題無いらしい
しかし容量が大きくなると、デバイスサイズも大きくなり、取り付けられなくなる恐れが発生する
電解コンデンサを交換したい。 -液漏れしているコンデンサを交換しよう- その他(パソコン・周辺機器) | 教えて!goo
コンデンサの液漏れ
不良コンデンサ
品質の低いコンデンサは利用しない
だから国産高級等の文言が入っていたのかな
容量
コンデンサの容量は uF (μF:マイクロファラッド)が基本
大きい容量は 8200 uF
それ以上は 2300F (単位が違い過ぎる)
つまり、2200uFはとても大きなコンデンサだと言える
単位
SI接頭語
T G M K m μ n p
1,000(3桁)づつ違う
マイクロが付くのと付かないのでは 1,000,000(6桁) 違う
総括
家電が壊れたら電源のアルミ電解コンデンサ(10年寿命)を疑う
低ESR製品を買う
交換の際、容量は大きめを狙う(サイズが大きくなるので取り付けられなくなる注意)
交換の際、温度は105℃品を買う
交換の際、耐電圧は大きめの物を買う(サイズが大きくなるので注意)
国産・高級品を買う
コンデンサが液漏れ(不良品)すると、回路にダメージが発生する
家電製品が高温になると寿命がとても短くなる(アレニウスの法則)
家電製品に埃除けとしてラップ等で覆うけど、絶対やってはいけない事